東京オリンピック 男女マラソン代表決定

東京オリンピックの男女マラソン代表の選考会が終わり、男子は中村匠吾 選手(27:富士通)、服部勇馬 選手(26:トヨタ自動車)、大迫傑 選手(28:ナイキ)。女子は前田穂南 選手(23:天満屋)、鈴木亜由子 選手(28:日本郵政グループ)、一山麻緒 選手(22:ワコール)の日本代表6人が出そろいました。男子は8月9日、女子は同8日(ともに午前7時スタート)に札幌大通公園発着コースで行われます。
今年のオリンピックは、より、注目される選手が選ばれたなという印象があります。入賞、メダルの期待もできるのではないでしょうか。

特に、東京オリンピックの女子最後の1枠を決めた一山選手には注目したい!!!
1月の都道府県駅伝で10キロを全力で走った記録より、名古屋ウィメンズマラソンのラスト10キロの方が、速かったのです。35キロ以降の失速を恐れるため、徐々に上げていく選手が多い中、彼女の次元はケタ違いました。
あれだけの攻めの走りができたのは、とんでもない量と質の練習をこなしてきたからだと思います。

今までの日本選手どちらかというと、30キロまで海外勢についていくことに必死になったり、スローペースを引っ張って外国人のペースメーカーになってしまったりと、レース展開に対応できず失敗しているケースが多かったのですが、今回のMGCにおける選考レースででは、勝負どころで一気にいく度胸とチャレンジした選手がオリンピックまでの切符を手にしていると思います。決して守りに入らず、自分でレースをコントロールしている選手たちです。
いざ、日本記録を目指すとなった時、ほとんどの人が、それを目指すのは『私には無理』と思いがちです。しかし、今回、オリンピックに内定した6人の選手は、みんな、目指すものを決め、無理という気持ちを確信に変えているのだと思います。
その根底には、人には見せない凄まじい努力があります。例えば、MGCで好成績を残した前田選手は昨年4月から月間1000キロという気の遠くなるような量をこなしたそうです。大迫選手は、環境を変えて、トップアスリートが集まる海外を拠点に家族とも離れ練習をしています。

選手のみんなは、僕よりも年下の方々。でも、僕にも夢を見させてくれるし、チャレンジする大切さを教えてくれています。僕自身は、たかが市民の一般ランナーですが、選手から頂いた想いや頑張りを少しでも一般の方々にも伝染するような活動を続けていきます。

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